笑いがもたらす健康への効果

2021年4月18日

ストレスの多い現代では、笑う機会も少なくなっています。

笑う機会が減ってくれば気持ちも下がりがちになり、健康にも影響してきます。

今回は「笑い」にフォーカスを当て笑顔が健康にもたらす影響をご紹介します。

意識して笑いを日常生活に取り入れてみましょう。

笑顔

笑いの健康効果

免疫力アップ

笑うと「NK(ナチュラルキラー)細胞」が活性化されます。
このNK細胞は白血球の一種で、がん細胞や細菌に感染した細胞を死滅させる力があります。
つまり、笑うと免疫力が高まり、さまざまな病気に対して強い体ができるのです。

自律神経のバランスを整える

ストレスが高まると交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が増え、脳の温度が上がってしまいます。

笑うと副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が減少し、脳の温度が下がります。

笑っている時は、この2つの神経がバランス良く働いている状態になります。

脳を活性化

笑うと腹式呼吸になり、大量の酸素を消費します。

笑った時の酸素摂取量は、1回の深呼吸の約2倍、通常の呼吸の約3~4倍になるそうです。

ストレスを受けると脳は興奮状態になり、酸素をどんどん消費して脳細胞が酸素不足になり、働きが低下していきます。

そこで笑うことにより、大量の酸素が取り込まれ、細胞が活発化して働きが上昇します。

 

3つの笑い

笑いには、楽しい、愉快な時に出る「快の笑い」、人と挨拶を交わす時などのコミュニケーションの場面で出る「社交場の笑い」、

緊張が緩んで安心した時に出る「緊張緩和の笑い」の3つの種類があります。

健康に効果のある順番は、「緊張緩和の笑い」、「快の笑い」、「社交場の笑い」の順です。

サラリーマンの場合は、「社交場の笑い」が6~7割を占めるといわれています。

笑顔

あなたは普段笑っていますか?笑うことなんて簡単そうですが、普段から笑い慣れていないと、急にはできないものです。

そんな人に必要なのが、「笑う」ためのトレーニングです。

笑うためのトレーニング

①顔の筋肉をほぐす

人の顔には表情筋という筋肉があり、この筋肉をほぐすことで笑いやすくなります。

口を「あ・い・う・え・お」とゆっくり大きく開けてみたり、鼻の下をぐーっと伸ばしてみたり、

顔全体の筋肉を自由に大きく動かしましょう。

毎日繰り返していれば、だんだん笑いやすい表情になってきます。

②大笑いしてみる

思い出し笑いでも作り笑いでも良いので、とりあえずお腹がよじれる程の大笑いを1分間続けてみましょう。

かなり大変なことですが、笑うきっかけをつかむ良いトレーニングになります。

③お笑いのテレビ番組や落語を聞く

普段あまりテレビを見ない人でも、娯楽番組や落語などを見てみましょう。

そして、面白い時には遠慮せず、声に出して大笑いしてみましょう。

日本には、「笑う門には福来たる」ということわざもあります。

笑うことでプラス思考になれますし、痛みを和らげてくれる効果もあります。

足の小指をどこかの角にぶつけて、痛さのあまり笑ってしまった経験はありませんか?

無意識に痛みを和らげようとしているのです。

面白くなくても、笑顔を作るだけでも効果はあります。笑うことは誰にでもできますので、なるべく笑顔でいるようにしましょう。

笑顔

 笑いのユニークな効果

笑いには、健康効果以外にも面白い効果があります。

笑いの伝染効果

落語のビデオに笑い声を録音しておくと、つられて笑いやすくなります。

逆に組織のトップがいつも苦虫を噛み潰したような表情をしていると、部下もほとんど笑わなくなります。

しわの効果

楽しくもないのに愛想笑いばかりしているとゆがんだ表情になります。

顔の表情は、心から笑う時には左右対称に動きますが、心を押し殺した笑いだと非対称に動きます。

繰り返していると、しわも非対称となり顔がゆがんで見えます。

顔面フィードバック

笑顔を意図的に作ると、なぜか気分も楽しくなります。

顔の筋肉の動きが脳へフィードバックされ、それに応じた脳のプログラムが呼び出され、楽しい表情がわいてきます。

つまり、表情が感情を作るのです。

 

笑いは健康に生きていく為にも良い効果をもたらします。

笑うことが得意な人はこれからも大いに笑っていきましょう。

笑うことが苦手な人はトレーニングをすれば少しずつ表情が変わってきます。

コロナ禍の中、気持ちが沈みやすい環境ではあるけど笑うことで自分自身を健康に保てるようにしていきましょう。

定期的に鏡を見て自分の表情がどうなっているのかチェックするのも良いかもしれませんね。

 

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